トップページへ 尿酸とプリン体尿酸排せつ低下型の特徴

尿酸排せつ低下型の特徴
少し前に、体内に尿酸が多くなる仕組みを解説しました。その中で2種類のタイプがある事をご紹介いたしました。ここでは、個別にそれぞれのタイプの特徴をみていきましょう。まずは、尿酸排せつ低下型の特徴です。

日本人の約60%は尿酸排せつ低下型

高尿酸血症の中で、尿酸排せつ低下型(体の中から尿酸が出づらいタイプ)は、日本人で全体の約60%にのぼります。このタイプの高尿酸血症にはどのような特徴があるのでしょうか?

まず、このタイプは腎臓の機能低下が見受けられます。腎臓は、体内の水分、毒素、尿素の体外への排出などを通じて、体の状態を一定に保つ働きをします。

尿酸排せつ低下型はこの腎臓の機能低下のせいで、尿素を体外へ排出する働きが悪くなってしまいます。(ちなみに、このタイプは、検査によって、1日あたりの尿酸量が、400mg以下の方をさします。)

検査方法の紹介

高尿酸血症は尿酸排せつ低下型、尿酸産生過剰型、混合型の3つのタイプに分けられます。この3種類の判別は治療薬を選択する際に重要です。

専門学会が発表しているガイドライン(指導目標、指針)によれば、血液中の尿酸値を計測するために、少なくとも3日間は食事(プリン体が多く含まれる食事)制限、飲酒制限のうえ、24時間尿をためます。加えて血液検査も行います。なお、この検査方法は外来で行う事が難しいため、検査日の早朝から絶食、採尿といった検査が一般的です。

また、さらに簡単なスポット採尿で検査する方法もあります。

尿酸排せつ薬の服用方法

こちらでは尿酸排せつ低下型のタイプに使われる治療薬に関して説明します。まず、高尿酸血症の中でも尿酸排せつ低下型に対しては、尿酸排せつ薬がもちいられます。

たとえば、ユリノーム(ベンズブロマロン)、ベネシッド(プロベネシド)といった薬があります。まず、使用する前に検査で腎機能障害がない事を確認します。その後、服用を開始します。

なお、ユリノームを使用する際は尿の中の尿酸が増え、尿が酸性になりがちです。この状態は尿路結石ができやくなります。よって、尿をアルカリ化するためにウラリット、重曹なども一緒に服用します。

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