トップページへ 検査について痛風の診断基準

痛風の診断基準
痛風であるか、そうではないのか?診断基準は、専門学会発行のガイドラインに記載されています。一般の方には、なじみが薄い事でしょう。
ここでは、なるべく分かりやすく説明することを心がけて、診断基準をみてまいります。

関節液内に尿酸塩結晶がある

日本痛風-核酸(かくさん)代謝学会から発行されている、「高尿酸血症-痛風の治療ガイドライン第2版」において、痛風の診断基準に関して書かれています。
こちらを参考にしながら、痛風の診断基準に関してご説明します。
ガイドラインの『第2章の3.痛風の診断』という文章の中で、痛風関節炎の診断基準(米国リウマチ学会 1977)の表が出ています。
内容を順番にご紹介してまいります。

1.尿酸塩結晶が関節液中に存在する事
関節内部に存在する関節液をとり、検査します。その検査の結果、関節液中に尿酸結晶があれば、痛風と確定診断されます。

2.痛風結束の証明
痛風結束の患部の組織をとって検査します。組織の中に尿酸塩結晶があった場合、痛風と診断されます。ただし、近年の痛風治療の発達により、痛風結束にいたるケースが減少していて、あまり一般的な検査とは言いがたくなってきています。

3.以下の11項目のうち6項目以上満たす事
(a)2回以上の急性関節炎の既往歴(病気の経験)がある
(b)24時間以内に炎症がピークに達する
(c)単関節炎である
(d)関節に発赤(ほっせき:皮ふやねんまくの一部が充血して赤くなる事。)がある。
(e)第一MTP関節(第一中足趾節関節(だいいちちゅうそくしせつ:足の親指のつけ根の関節、)の疼痛(とうつう:痛み)または、腫脹(しゅちょう:腫れ上がった状態)がある。
(f)片側の第一MTP関節の病変である
(g)片側の足関節の病変(病気による生体の変化)である
(h)痛風結束がある
(i)血清尿酸値の上昇がある
(j)X線上の非対称性腫脹がある
(k)発作の完全な寛解(かんかい:症状がおだやかな様子)

もともと、医師が活用するための診断基準ですので、あくまでも参考程度にお読みいただければと思います。

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